ビットコインの購入方法と換金方法
ここ数年、経済ニュース等でビットコインについて取り上げられることが多くなってきたが、実際にビットコインをどのように取引するかを知らないという方も多いかもしれない。そこで、今日は、取引の流れを通してビットコインの購入と換金方法についてお伝えしたいと思う。
■ビットコインの購入方法
1.ビットコイン交換所
ビットコイン交換所とは米ドル、日本円といった法定通貨とビットコインを交換する場だ。イメージとしては、株式取引所や為替証拠金取引所が挙げられる。
交換所としては、bitFlyerやBTCBoxが有名だ。bitFlyerは2014年1月に設立された。三菱UFJキャピタル、電通デジタル・ホールディングス、SBIインベストメント等から合わせて30億円以上の資金調達を行っており、国内では資金力のある交換所といえるだろう。BTCBoxは2014年3月設立で、2015年4月にはJトラストとの資本業務提携を結んでいる。日本最大級の交換所で、国内で流通しているビットコインの半数を取り扱っている。
取引は事業所によって異なるが、大まかな流れとしては
・本人確認
・取引口座開設
・交換所に現金を入金
・相場を見ながらビットコインの売買
となる。
交換所の利用者としては、ビットコインに詳しい中級・上級者が中心となる。よって、初心者の方や気軽にビットコインを利用したいという場合はビットコイン販売所を利用すると良いだろう。
2.ビットコイン販売所
ビットコイン販売所は、文字通りビットコインを顧客に販売する事業者のことを指す。交換所のように売り買いのマッチングを行うことはない。販売所では交換所から仕入れたビットコインを販売するため、その分の手数料が上乗せされるというデメリットがあるが、気軽に入手できるのが魅力だ。
販売所としては、bitFlyerやbitbank、Zaif等が挙げられる。いずれの事業者も、交換所と販売所の両方を運営している。
取引の流れとしては、
・アカウント開設(要本人確認の場合あり)
・クレジットカードや銀行振込等によってビットコインを購入
となる。
販売所の利用者は、その手軽さからビットコインを初めて利用するという方も多いようだ。
3.ビットコインを持っている人から譲ってもらう
余りメジャーな方法ではないが、ビットコインを持っている人から譲ってもらうというのも一つのやり方だ。具体的には、ビットコインのミートアップに参加してお願いすると譲ってもらえることがあるようだ。価格は交渉によって変動する。
交渉が成立した場合は、ビットコインの取引が可能なスマホアプリを用いてビットコインを送付してもらう。
■ビットコインの換金方法
上記ではビットコインの購入方法についてお話したが、ここからは換金方法についてお伝えしたいと思う。
1.ビットコイン交換所で換金
繰り返しになるが、交換所は法定通貨とビットコインを交換する場だ。よって、換金したい場合も同じく交換所で手続きが可能だ。
2.ビットコインを欲しい人に売る
ビットコインは譲ってもらうこともできるが、自分で第三者に売ることもできる。ミートアップ等に参加してビットコインを買いたい人を見つけたら、スマホアプリを用いてビットコインを送付する。支払いは、現金で受け渡しとなる。
3.即時換金サービスを利用する
ビットコインの価格変動を避けるため、即時換金サービスを利用するという方法もある。即時換金サービスとしては、BitPay、Coinbase、Bitbank PAY、coincheck等が挙げられる。
この記事では、ビットコインの購入と換金方法についてご紹介した。自分に合った取引方法を見つけて、スムーズに取引できるよう心がけたい。