【週間FX相場予想レポート】ついに1ドル=116円突破!年内最後の大イベントFOMCにも注目!(2016/12/12~)

report-20161212

12月12-17日週の米ドル/円は、買トレンドを維持するでしょう。

月足から順を追って相場を振り返りながら、トレンドを分析します。

まずは月足チャートから。先月大陽線で終わり、まだ上昇余地を残しています。20カ月平均線で反落することなく、陽線のまま突破しています。RSIが50%強であることを見ると、まだまだ買われ過ぎというには遠く、このまま陽線で終わる可能性は非常に高いです。

【月足チャート】


次に週足チャートです。これも買が優勢です。先週まで5週連続陽線で終わっています。ボリンジャーバンドの1σにまとわりつきながら、心理的節目である115円(ピンクの破線)突破しました。この意義は大きいと考えます。

後付けになりますが、今の上昇トレンドは、その前の下落トレンドのレジスタンスライン(紫、右肩下がりの斜め線)と20週移動平均線を同時に突破したところで下落から上昇に転じたものです。その下落トレンドの前は、115円をサポートラインとする、ボックス相場ともヘッドアンドショルダーともいえる形状です。このことから見ても、115円は重要な節目であることがうかがえます。

次の節目は、青いレジスタンスラインです。ここまでは特に、抵抗となるようなラインはありません。フィボナッチ・リトリースメントや、一目均衡表を使っても同じ結果となります。つまり、119円あたりまでこのまま上昇しても不思議ではありません。

【週足チャート】


日足チャートを見ると、先週は木曜日まで小動きした後、金曜日に上昇して115円を超えているということがわかります。今週もこの勢いを保ったまま、上値を切り上げていくでしょう。

【日足チャート】

最後に、時間足チャートです。先週金曜日に115円を突破した際に、ピンクで囲ったボックス相場を、上抜けました。このボックス相場の安値が112円85銭、高値が114円79銭。セオリー通り、同じ幅だけ上昇すると考えると、短期的な目途は116円台後半となります。

トレンドラインと、20時間平均線がほぼ重なっています。



ファンダメンタルズ面では、先週月曜日はイタリア国民投票の結果を受けてユーロが売られた結果、ドルは一瞬上昇しましたが、その後目立った動きはほとんどなく、週の後半を迎えました。木曜日から金曜日にかけて、ドル相場を押し上げたのはまたもユーロでした。欧州中央銀行(ECB)が国債の購入を続けるとの発表をしており、量的緩和が続くとの見方が、ユーロ売・ドル買を誘いました。

今週は、14日水曜日に、アメリカの連邦公開市場委員会(FOMC)の金融政策発表を迎えます。これまでの米ドル高は、金利上昇(およびトランプ次期大統領の減税・財政出動)に対する期待によるものとみられます。市場は利上げが確実とみており、今までの相場は織り込み済です。利上げが発表されたところで、上昇の勢いは限られるでしょう。むしろ、もし市場の期待を大きく裏切って現状維持となったとしたら、失望売りによる急激な下落が見込まれます。

いずれにしても、14日のFOMC金融政策発表までは緩やかな上昇が続き、その後もペースを保って119円付近を目指す、というのが順当なパターンです。もしこの発表でサプライズがあれば、一気に中期的な下落トレンドへの転換もありえます。113円を割るようだと、月初来安値、トレンドライン、20日平均線のいずれも割り込むことになり、トレンド転換したといえます。

トレードスタイル別に、以下の作戦を提案します。

・長期(数ヶ月~数年)トレードは、買ポジションがあれば維持。FOMC後も上昇が続けば、買い増しするのもおすすめです。

・中短期(数日~数週間)、スイングトレード(数日~1週間程度)は、116円後半、さらに119円位までの上昇を見込んで、買い。リスクを大きめに見ても、113円あたりにはストップロスを置いた方が無難です。

・デイトレード、スキャルピング(数分~数時間)は、基本的な姿勢は買です。押し目を積極的に買っていきます。週開けの時点では、上述の20時間平均線のあたりまで落ちたところ、反発を狙っていくとよいです。この線を割ることがあれば、短期的な下落トレンドかもしれません。それでも、長期・中期ともに買トレンドの中、売で入る取引には注意が必要です。

Artisan of forexプロフェッショナルFXトレーダー

投稿者プロフィール

外資系証券会社を経て個人投資家として現在は活躍中。ファンダメンタルズ分析をベースに相場の流れを読み、主に中期的なポジションを取りつつ、利益を上げるのが得意。過去、某FX会社主催のトレードコンテストで上位入賞を果たした実績もある実力派トレーダー。

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