【週間FX相場予想レポート】トランプ大統領に市場は失望、ドル安に拍車か・・・(2017/01/23~)

report-20170123

1月23-27日週のドル/円相場は、先週に引き続いて売。ただし、買トレンドへの転換には常に注意が必要です。

月足チャートから順にテクニカル分析をしていきます。

月足チャートは昨年10-12月で赤三兵が出現。MACDが下降トレンドから上昇トレンドへの転換を示しており、現在のトレンドが買であることがわかります。

【月足チャート+ボリンジャーバンド3σ・RSI・MACD】

週足は、12月クリスマス休暇の少し前辺りからさえない状況が続いています。急上昇が1ヶ月以上ものあいだ続いていたので、上昇トレンドのなかの調整局面とみてとることもできます。

年明け、先々週に上下のヒゲが長い十字線が出ていますので、これが下落の兆候といえます。ただ、先週も十字線だったことを考えると、買と売がほぼ拮抗しているなかで若干、売が優勢といったところです。

【週足チャート+ボリンジャーバンド3σ・RSI・MACD】

一目均衡表は上昇トレンドを維持しています。雲が値を支えていることがよくわかります。112円台半ばが雲の上限で、先週は近づいたものの反発し、陽線で終わっています。雲の存在意義は大きく、ここを割り込むとさらなる下落が見込まれます。

【週足チャート・一目均衡表】

平均足は売トレンドを示しています。少なくとも短期的には売が優勢です。

【週足平均足チャート】

週足チャートによる分析では、短期的に下降トレンドとなっているものの、中期的な上昇トレンドのなかの一時的な調整局面であると解釈するのが妥当です。このまま下落が続けば本格的なトレンド転換もありえますが、現時点でそうなったと言うには時期尚早です。

続いて日足です。黄色の線はトレンドラインです。先週後半の2日間で超えているように見えますが、明確に突破したというにはまだ早いです。時期にもよりますが、116円台まで上昇すれば、買トレンドへの転換とみてよいでしょう。今のところは下降トレンドから上昇に転換する一歩手前なのか、それとも戻りを売っていくタイミングなのか、判断が難しいところです。

【日足チャート+ボリンジャーバンド3σ・RSI・MACD】

ピンクの破線でボックス相場を形成していました。ボックス相場は抜けた方向にボックスの高さだけ変動するというセオリーからすると、ターゲットは112円手前になります。先週の安値は112円56銭というところをみると、達成したかどうかというのは微妙なところです。

一目均衡表の雲が支えています。

【日足チャート・一目均衡表】

日足チャートでは、週末の時点ではトレンドのなかというよりは、節目にきているといえます。トレンドラインや一目均衡表の雲のようなポイントを超えるまで、短期のトレードは控えたほうが無難です。

最後は1時間足チャートです。直近は、ヘッドアンドショルダーをちょうど抜けたところでした(ピンクの破線)。ターゲットは113円前半です。慎重に考えれば、ヘッドアンドショルダーやダブルトップには一度だましがあるというのもセオリーなので、先週末1月20日安値の114円20銭を下回るようであれば、そのまま下落が続く可能性が高いです。

【時間足チャート+ボリンジャーバンド3σ・RSI・MACD】

ファンダメンタルズ面では、先週の注目材料は1月20日に大統領に就任したトランプ氏などの要人発言でした。同氏はドルが強すぎるといった趣旨の発言をしており、チャートポイントであった112円前半まで下落しました。その後、イエレンFRB議長は雇用や物価などの経済状況に前向きな評価をしており、実際に指標も改善されていることから、115円台まで上昇しました。

今週は始動したばかりのトランプ政権の動きが注目されます。

トレードスタイル別に作戦を提案します。
・長期(数ヶ月~数年)トレード
長期トレンドは引き続き買です。押し目買いのチャンスですが、下げ止まりを待っても遅くはありません。

・中短期(数日~数週間)、スイングトレード(数日~1週間程度)
116円付近まで上昇すれば、買トレンドへ転換した可能性が高いので積極的に買っていきます。売で入る取引は少しリスキーですが、このまま日足での下降トレンドが続けば、攻めるのも悪くありません。日足チャートに黄色で示したトレンドラインの少し上にストップロス(損切り)をおいて、戻りを売っていきます。

・デイトレード、スキャルピング(数分~数時間)
前述の日足トレンドラインを超えるまでは、売でしかけていきます。急騰すれば、そのまま戻ってこない可能性も高いので、ストップロスを忘れずに。

ハワイアントレーダー

投稿者プロフィール

ハワイと日本に拠点を置く為替トレーダー。スキャルピングをメインとしたトレーディングテクニックには定評がある。わずか3年で300万円の資金を3億円まで増やすことに成功し、今では日本の投資レベルの発展に貢献しようとオンラインメディアを使って為替に関する最新情報を日々届けている。

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