【週間FX相場予想レポート】トランプ大統領の大胆な減税政策に市場は期待か(2017/02/20~)

report-20170220

2月20日-24日週の米ドル/円は、レンジ相場と読みます。

月足から順にチャートを見ていきます。次にファンダメンタルズ面を分析、最後にトレードスタイル別に戦略を提案します。

月足チャートは20ヶ月平均線の前後を行き来しています。赤三兵の最後に突破しており、支えているとも言えます。MACDにも迷いがあります。ただ、大陽線が続いた後に関わらずRSIが中盤よりも少し高いくらいの位置にあるところを見ると、まだ上昇余地はあると考えられます。

【月足チャート(ボリンジャーバンド3σ)・RSI・MACD】


週足も20週平均線が支えています。MACDは下降トレンドを示しています。平均線を勢い良く下回るようなことがあれば、下降トレンドが続くでしょう。

【週足チャート(ボリンジャーバンド3σ)・RSI・MACD】

一目均衡表の雲もサポートしています。下値を固めていると見ることができます。逆に言えば、112円を割り込むようだと今度は上値が重くなってきます。

【週足チャート(一目均衡表)】


平均足も見てみましょう。先週でようやく陰線の連続が終了し、十字線を描きました。これが上昇トレンドへの転換サインとなるのか、今週も動向を注目する必要があります。

【週足チャート(平均足)】

日足は年明けあたりからレンジ相場が続いています。短期逆張り派の人は稼ぎ時となったでしょうか。スイング順張り派の人にとっては厳しい相場かもしれません。

RSIがほぼ50%近ことは、相場の静かさを物語っています。まだトレンド形成の兆しは見えていません。

【日足チャート(ボリンジャーバンド3σ)・RSI・MACD】


黄色い斜めの線は、先週突破したトレンドラインです。ただ、少し恣意的な見方かもしれません。レジスタンスラインであるピンクの破線115円60銭を超えることができず、2日連続で陰線を描いたことで、上昇トレンドへの転換を逃しています。

【日足チャート】

一目均衡表の雲の真っ只中。先ほどのレジスタンスラインが、雲の上限とほぼ一致しています。強い抵抗を感じますが、ここを超えれば上昇に弾みがつくでしょう。

【日足チャート(一目均衡表)】


テクニカル分析の最後は4時間足チャートです。先ほどのトレンドラインがここでは、サポートラインとなっています。ここを割り込めば、ヘッド・アンド・ショルダーを形成することになります。その場合の目標値は111円半ばですが、もし仮にここを割り込むと、同時に昨年11月以来の安値を更新する可能性が高いです。そのため、買い支える抵抗勢力が強いものと思われます。

【4時間足チャート(ボリンジャーバンド3σ)・RSI・MACD】

一目均衡表の雲は割り込んでいます。雲中に回帰しなければ短期的な下降トレンドとなります。

【4時間足チャート(一目均衡表)】

ファンダメンタルズの注目点は、引き続き金利動向です。FRB議長のイエレン氏は、引き締め(金利を上げる)に前傾姿勢と見られます。早期の利上げもあり得る状況で、そうなった場合ドル高が加速するでしょう。

トランプ大統領は、近々大胆な減税政策を発表するとしており、その内容に対する市場の反応も注目すべきところです。

週明けの月曜日は、米国相場は祝日のため休場です。普段より薄商いとなるため、日本時間の夜は急な変動に注意してください。

以上のことから米ドル/円相場のトレンドは、長期は買い、中期はレンジ相場でどちらかというと買い、短期は売りという状況です。

トレードスタイル別戦略は次のとおりです。

・長期(数ヶ月~数年)トレード
今が底と見て買うか、それとも「魚の頭と尻尾はくれてやる」の気持ちで115円半ばを超えてから買うかは、どれだけ慎重さを重視するか、またはリスクをとるかによって異なります。

・中短期(数日~数週間)、スイングトレード(数日~1週間程度)
買いで入る取引は、少し様子を見ましょう。ヘッド・アンド・ショルダーが消去されてからの方が無難です。115円60銭を超えるようであればさらに固いです。売りはおすすめしませんが、どうしてもやりたい人は111円半ばを割り込んだらエントリーします。

・デイトレード、スキャルピング(数分~数時間)
売りと買いどちらでもそこそこ勝てるかもしれません。短中期でのトレンドラインや平均線などの節目が多く控えているので、注意しましょう。

ハワイアントレーダー

投稿者プロフィール

ハワイと日本に拠点を置く為替トレーダー。スキャルピングをメインとしたトレーディングテクニックには定評がある。わずか3年で300万円の資金を3億円まで増やすことに成功し、今では日本の投資レベルの発展に貢献しようとオンラインメディアを使って為替に関する最新情報を日々届けている。

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